BraveDVD: 「ブレードランナー BLADE RUNNER」
哲学的な映画といえば、リドリー・スコット監督の「ブレードランナー」を外すわけにはいきません。
ハリソン・フォード演じる捜査官とレプリカントとの死闘。その壮絶なアクションシーンや、レトロフューチャーと称されることもあった不思議な現実感がある未来社会の造型が公開当初から話題となった映画です。
その「哲学的主題」はほとんど直接には示されていないので、あえてそう思って見ないと気がつかないほど微弱なものです。
その宗教的で深淵なテーマは「人は何の為に生まれてきたのか」「人は生命の創造を許されるのか」ということでしょう。
遠く離れた惑星での労働に従事させるために、ティレル社の先端技術により「生み出された」サイボーグである「レプリカント」。
「自我」が芽生える前に寿命が尽きるように「設定」されている、人間が造りあげたの「人間」。
神が生み出した「人間」もまた有限の寿命を持つ訳ですが、その2種類の「人間」は異なっているのか否か。
神が生み出した人間に、人間が生み出した人間が勝利する寸前に、レプリカントの寿命が尽きるのです。
今見ても斬新な映像はDVDコレクションに加える価値が十分です。
その幻想的な映像を見ながら、深淵なテーマを考えてみるのも良いと思うのです。
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