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2006/06/07

105円の本達:中島らも「しりとりえっせい」

しりとりえっせい

中島らもはお気に入りの作家の一人である。
中島らもは関西人である。したがってそのコラムは読者を楽しませることを最大の目標にしていた、と言わしめるほど抱腹絶倒ものの逸品が多い。
文化論的なものから下ネタまで、なにを取り上げても必ずオチがあるところが凄い。膨大ともいえるコラム集は、どれも一定水準以上で古びることなく、何度読んでも面白いところが、実に凄い。
ホラー小説や推理小説風の長編小説にもなかなかの傑作がある。
多様なジャンルの小説からコラムまでこなす日本の出版界にとって貴重な人材だったが、若くして急逝してしまったことが本当に残念である。
著者自身が自らの生きざまを多く書き綴っているが、いろいろな意味でごくごく普通に人生を送っているだけの平凡な人にこそ読んでほしい作家である。
本書は、夕刊フジに連載されたエッセイ集である。テーマを限定せず単純に「しりとり」で繋げて行くという無謀さが中島らもらしい。読者層を考えて下ネタが多めになっているところも中地らもそのものである。しかも、週5日の連載にも関わらずどれも確実におもしろいところが中島らもである。間違いない!
この先、どんな面白いことや理不尽な事件がおきても、中島らもがコラムにすることはないのだと思うと、限りなく寂しいのである。

しりとりえっせい しりとりえっせい

著者:中島 らも
販売元:講談社
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» 第二回中島らもせんべろ忌 [川村けんとの「いい加減にします」]
 旧暦六月七日、半夏生はんげしょう、祇園会。水無月みなづき、半夏(毒草)生ず。 来る七月二十六日、らもさんの三回忌に「せんべろ忌」を開催したいと思います。去年は台風の中、新宿ゴールデン街で行いましたが、今年は神奈川の拙宅にて開催しようと考えています。 ...... [続きを読む]

受信: 2006/07/08 19:34

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