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2006/07/16

105円の本達:景山民夫「モンキー岬」

Monkeypoint景山民夫著「モンキー岬」 角川書店





暑い日が続きます。
ちょっぴり気分転換にブログのデザインを変えてみました。

1991年発行の景山民夫が得意とする「無国籍」小説の一冊です。
バブルの崩壊が一般国民には気がつかれていなかった90年代初め、大手広告代理店に就職したものの何か違和感を感じている若者と医者の息子の落ちこぼれ医大生が、自分探しにオーストラリアに旅立つ。あの当時よくあったスチュエーションで小説ははじまります。
オーストラリアの西のはずれ、日本資本のリゾート開発の危機にさらされた辺境の牧場を舞台に展開していく物語は、物語の登場人物が語るとおりに古き時代の日活の「無国籍映画」そのものです。
気丈なスコットランド移民の未亡人、美人でグラマーな姪。そして「流れ者」の日本人の若者2人。そして敵役は牧場の買収を企む日本資本の社長と現地の暴れ者。
現実味のない空間で、いたって現実的な会話が重ねられ、物語が進行していくのが、景山民夫の小説の魅力といって良いでしょう。

景山民夫著「モンキー岬」 角川書店

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» モンキー岬/景山 民夫 ★★★★ [海空男の絶版読書日記]
人間、なにやってもうまくいかない時がある。 そんな時、なにもかも放り出して旅なんかに出たくなる。 大切なのは困難にぶつかった時、 自分から逃げないこと。 小道具の使い方や演出が巧く、 利益追求のため美しい自然を破壊し続ける人間相手に 交わされる絶妙なトークなどは 時に爆笑し、ハラハラさせられる。...... [続きを読む]

受信: 2006/11/22 21:04

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