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2006/08/16

105円の本達:中島らも「今夜すべてのバーで」

今夜、すべてのバーで

中島らもは、アル中で薬中であった。
その壮絶なまでの中毒ぶりは、何度も本人がエッセイに書いている。
「今夜すべてのバーで」は、アル中による入院体験を元に書かれた小説である。
自覚的にアル中になった主人公は、死を恐れるわけでもなく、冷静に死と隣り合わせの入院生活を客観的に観察している。異色で不思議な雰囲気をもった闘病小説なのである。
この作品はドキュメンタリーではない。あくまで、小説である。
したがって、中島らも独特のユーモアが全編に散りばめられつつも、後半にしっかりと感動的なエピソードが準備されている。
中島らもの小説家としての才能をはっきりと世に示した秀作である。


今夜、すべてのバーで 今夜、すべてのバーで

著者:中島 らも
販売元:講談社
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