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2007/10/17

BraveBook:加藤陽子「戦争の日本近現代史」

戦争の日本近現代史―東大式レッスン!征韓論から太平洋戦争まで (講談社現代新書)

      

買ったきっかけ:
安倍政権が崩壊し「美しき国〜戦後レジュームからの脱却〜」も早くも忘れされつつあります。
戦後レジュームを脱却して、どうしたかったのか?
「美しき国」が戦前日本への回帰ではないのか?今や語る意味さえなくなってしまいました。
しかし、60年の平和を実現した戦後レジュームに意味がないはずはありません。
そして、日本を亡国の淵まで追い込んだ「戦前レジューム」が回帰すべきものでないことも事実です。
戦前レジュームとは何か?21世紀を迎え戦前を体験した人がほとんどいなくなった今、それを正しくそれを学ぶことが重要です。

感想:
歴史を振り返って記述する歴史書は多数あります。しかし、その時点でどんな選択肢があり、なぜ「たった一つの将来」が選択されたのかを解説した歴史書はほとんどありません。歴史とは、無数にある将来への選択の連続に過ぎません。そして、その選択を行ったのは、その時を生きた人々にほかなりません。
明治維新から太平洋戦争まで、なぜその戦争が起こったのか、なぜ戦争をしなければならなかったのか。そして、戦争を選択したのは誰なのか。
簡潔な文章で語られる「戦前日本の真実」はとても新鮮です。

おすすめポイント:
明治維新以来、戦争ばかりしている日本。
なぜ、あんなに戦争をしたのかが、本書によって「視点」を得たことで非常にクッキリと理解できます。
薄々は感じていた太平洋戦争に至る歴史の嘘。軍部が暴走して国民の意思に反して戦争を起こし国を滅ぼしたとの歴史教科書の虚構。神国不滅を信じた国民が一丸となって戦争をしたとのこれまた虚構。この本は正しい歴史の学び方を教えてくれます。

戦争の日本近現代史―東大式レッスン!征韓論から太平洋戦争まで (講談社現代新書)

著者:加藤 陽子

戦争の日本近現代史―東大式レッスン!征韓論から太平洋戦争まで (講談社現代新書)

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