105円の本達:羽仁進「世界歴史物語」
世界歴史物語 1994年小学館刊
※文庫化にあたって改題されています。
5日でわかる世界歴史 (小学館文庫)
買ったきっかけ:
中学・高校と歴史は苦手でした。遙か昔の人物や遙か遠くの異国の人名や年号を覚えることが求められていたからです。
「なぜ必要なのか?」に答えてくれる教師には、ついに巡りあえませんでした。
歴史が苦手との意識は、コンプレックスとして長く負担になっていました。
感想:
歴史の楽しさを知ったのは、司馬遼太郎の小説です。歴史を舞台に活躍する教科書には登場しない人々は様々な人生を生きていました。ある人物が出会う出来事や困難は、今の困難を考えるヒントに満ちていました。
現在の困難の解決のヒントは、すべて歴史の中にある、との西欧歴史主義の意味が初めて理解できました。
歴史物は現在では最も好きな分野の一つです。
おすすめポイント:
世界史の教科書には登場しない歴史が学べます。西欧中心の歴史観とはひと味違った歴史物語です。、ギリシャローマを源流にしていながら、長い停滞(後退)の後ルネッサンスで突然花開く西欧文明の不自然さ。その不思議が氷解しました。イスラムやインド、ロシアなど日本の歴史教育から欠落している歴史がそこにあります。
博識な著者が歴史を縦横に理解する。司馬遼太郎と少し似ています。
最後の1章がやや説教くさいのが難点なのですが。老境にある著者の現代文明への危機意識がそこにあります。
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5日でわかる世界歴史 (小学館文庫)
著者:羽仁 進 | |
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