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2008/10/15

日本が危ない:森永卓郎「役所のマインドコントロールから脱け出せ!」

このようなブログを開設していると、自然と政治評論や経済評論を良く読むようになる。
欠かさずチェックしているサイトの一つが日経BP「SAFETY JAPAN」である。
様々なジャンルの一流の筆者によるコラムが掲載されていて、今の日本を多面的に理解できる希少で貴重なサイトである。

中でもお気に入りのコラムニストが森永卓郎氏である。もともと頭も良くてユニークな視点で物事を見ることができる秀才なのだが、その親近感溢れる容姿と語り口で、テレビでも大人気の評論家である。

その2008年10月10日に掲載されたコラム「役所のマインドコントロールから脱け出せ!」を読んで驚いた。

このブログで2008年5月21日と6月29日に掲載した年金全額税方式試算を取り上げたコラムと、着眼点などがそっくりだったからである。

日本が危ない:年金税方式試算を読み解く
http://bigbrother.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_f482.html

日本が危ない:年金税方式試算の偽装〜政府よ!おまえもか〜http://bigbrother.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_a80a.html

両方のコラムに共通するのは、

  • 官僚は資料を「意図」を持ってつくる。
  • オリジナルの資料は公表するが、容易に見つけられないように工夫する。
  • 「意図」に沿うようにデータを加工するが、その旨をすぐに判らないようにしつつもハッキリと注記する。
  • マスコミメディアは役所の資料を鵜呑みにする広報機関に成り下がっている。
  • 役所(官僚)は国民を欺く「悪」である。

このブログでは厚生労働省の年金全額税方式試算を題材としたが、森永氏は財務省の課税最低限国際比較と同じ厚生労働省の世代別年金給付の将来シミュレーションを例にとっている。

もし森永氏が「すばらしき新世界」のコラムに触発されて、今回のコラムを書かれたのだとすれば、そんな素晴らしいことはない。
名もなきブログの片隅で、ごくわずかの読者しか知ることのなかった「官僚の悪意ある偽装」、森永氏の言葉によれば「役所のマインドコントロール」が、比べものにならないほど多くの国民の知るところとなるからである。

もし森永氏が「すばらしき新世界」のコラムなど知ることなく、今回のコラムを書かれたのだとすれば、更に素晴らしいことである。まさにネットコラムニスト冥利に尽きると言える。
一流大学を出て、ばらしい経歴を持つ評論家と、同じ着眼点を持ち、官僚の欺瞞を断罪したことが証明されたからである。
批評・評論をするものにとって、読者の反応、事実の錯誤の有無そして批評の正しさは最も気になることである。直接、世間の評価が定着している方から評価されるのはもちろんだが、同一内容の評論がなされることは同様の喜びにほかならない。

今回の喜びを糧にして、世俗の楽しみの多い横浜に転居してから滞りがちであった「すばらしき新世界」を頻繁に更新していきたいと心に誓ったのである。





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