« 2008年10月 | トップページ | 2008年12月 »

2008/11/29

BraveGoods:理想の椅子探し3

さて、理想に椅子としてアーロンチェアを購入したことを報告したのが前回でした。随分前になってしまったので、お忘れでしょうか?(すみません。)

アーロンチェアの選び方をアドバイスするのが「理想の椅子探し」のテーマです。
第1回は「サイズの選び方」です。

あまり知られていませんが、アーロンチェアにはA・B・Cの3サイズがあります。
ほとんどの店はBサイズのみを扱っています。
ご想像のとおり、Aが小さめ、Bが普通、Cが大きめになっています。
標準的な日本人ならBサイズで問題はないのですが、身長170センチ・体重70キロ以下なら、実はAサイズの方がベストフィットなのです。
詳しい対応表はこちらをご覧いただきたいのですが、椅子は洋服と同じで小さめのほうが良い感じです。
ちなみにCサイズは「巨大なアメリカ人」専用です。国内で取り扱っている店はほとんどありません。

小さいといってもその差はごく僅かです。
幅・高さとも30mmだけ違います。
ところが、この30mmが実際に座ってみると、驚くほど違うのです。
座面の両側のプラ枠との距離が少し短いだけで、座面がぐっと安定します。
更に違うのが背面。よりかかったときに肩甲骨の外側が安定して、大きめサイズで感じる「妙なフワフワ感」がなくなります。

見た目には全く区別がつかないAとBですが、普通サイズの貴方なら迷わずAサイズを選んでください。

在庫がなくてもAサイズを指定して取り寄せできる店も多いようです。どうしても見つからなければ、Amazonなどのインタネット通販が便利。正規輸入品なら、最寄サービス拠点の保証が受けられますので、まったく心配はありません。
サイズ表記がない商品もあるので要注意。こちらのアーロンチェアカタログで品番を良く確かめて注文しましょう。



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/11/22

BraveGoods:Apple iMacはやっぱり一押し!

随分と久しぶりに新しいパソコンを買いました。
もちろんMac。やっぱりMac。

現在販売中のMacのCPUはintel製で、PCユーザーがどうしてもWindowsが使いたいなら、それもOKの「バイリン・パソコン」です。
どうぞPCユーザーの読者の方も、このブログを参考に購入をご検討を!

購入したのはスタイルはそのままでアルミボディーに生まれ変わったiMac20インチ。
PCと違って、マックの製品ラインは何といってもシンプル。入門機のiMacとMacBook。プロ仕様のMacProとMacBookPro。軽量モバイルのMacBookAir。微妙な小型機MacMini。
それぞれにCPUなどが異なった数種類があるだけです。
そのシンプルさも、パソコンはハードウェアではなくOSだと考える多くのマックユーザーの支持するところなのです。
Macの凄いところは、数年前のハードウェアでも基本的に最新OSを購入すれば、問題なく動作してしまうこと。
従って3年ぶりにiMacを買うにも関わらず、現在使用中のMacMini2台は最新のLeopardが立派に動作していて現役なのです。

今回新Macを購入した直接の理由は、MacMiniのハードディスク容量がいかにも限界になってきたことです。もちろん外付HDを増設済みですがiTunesに次々と蓄積されているビデオポッドキャストやTV番組の容量は増加する一方で、ライブラリーを分割できないことから、どうしても新しい大容量HDが必要となったことから。
何しろオールインワンの最新iMacは性能に比べて値段が格安です。PCとの速度比較は単純ではありませんが、現在のMacMiniの2倍は早いCPUで500GBのHDが付いたモデルでも約17万円で購入できてしまいます。
液晶は20インチでスーパードライブ内蔵、キーボードもマウスも付いていて、追加購入するものもありません。
そんな最新機種が20万円以下とは! 一式40万円近くしていた10年前を知るものにとって、何とも良い時代になったものです。

さて、Macの凄さはまだまだあります。
もともとセットアップ作業はPCと比較できないほど簡単なMacOSなのですが、最新のLeopard環境では驚異的な状況になっています。
既にMacユーザーでLeopard環境を使用中ならば、セットアップはほぼワンクリック状況です。
新しいiMacを箱から出して電源に繋ぐ。起動ボタンを押して数回マウスをクリックして、今使っているマックとFireWireケーブルを繋ぎ数回クリック。それだけです。それだけで、ユーザーやネットワークなどの各種設定はもちろん、使用中のファイル・アプリケーションまで、あらゆるものが完全にコピーされてしまいます。
まさに購入した直後から、さっきまで古いMacで行っていた作業をそのまま継続できる。それが最新のMacOSが実現した驚異の世界です。
しかもLeopard環境の自宅のMac同士では、あるMacから別のMacを遠隔操作することが可能。「画面共有」と命名されていますが、LAN環境で接続されていれば別のMacのデスクトップをそのままウインドウで表示でき、あらゆる操作が可能。例えば別室のMacで動画処理をしている間に、別のMacでブログを更新する。その途中で動画処理中のMacの画面を見て処理状況を確認することや、新たな作業操作をすることまで可能なのです。言葉では解りにくいですが、まさに完全な遠隔操作ができる驚異的な技術なのです。
さらに先頃「MobileMe」と改名した「.Mac」インターネットサービスに加入していると、自宅で使用中の複数のLeopard環境を完全に共有することも可能です。
すなわち、どのMacでも常にDockに登録されているアイコンもブックマークも完全に同一。あるMacで新しいブックマークを登録すれば、ほぼ直後に別のMacも更新されている。これも想像以上に便利な機能なのでした。

新機種の購入を機に新たに勉強し直してみると、LeopardとなったMacOSは飛躍的に進歩していました。
既にMacユーザーの方にも、iPodは持っていてもMac購入をためらっているPCユーザーの方にも、Macの最新ハードウェアとOSの購入を強く推奨するのです。
今時流行に5万円ノートなどの購入より、確実に満足することを責任を持って保証いたします。

ちなみに購入はアップルストアがお薦めです。理由は簡単、カナ文字のないUSキーボードへの交換やHDの容量アップなどが自由に出来るから。PCユーザーの方には信じられないことでしょうが、Macユーザーはほとんどパソコンの中を見ることなどありません。そこはAppleも良くわかっていて最新機種のほとんどは特殊の工具などがなければ、そもそも筐体を開くことさえできないのです。従って購入する際には、この先数年間を良く考えて余裕のある仕様で購入することが重要なのです。間違いなく動作しメーカー保証も付くアップルストアを利用するのが、いろんな意味で最良の選択なのです。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/11/15

BraveBook:アダム・スミス「国富論 下」

国富論 国の豊かさの本質と原因についての研究 (下)

      

買ったきっかけ:
引き続きアダム・スミス「国富論」の紹介です。
前回、肝心の内容紹介に入れませんでしたので、今回は内容紹介を中心に書いてみます。

感想:
そうは言っても、前回書いたように国富論の内容は18世紀イギリスのブルジョア階級の教養書ですので、例示されている事例や法税制などは過去のもの。現代人の教養の範囲には入っていない、いわば歴史の闇に消え去った一時的な現象を取り扱った部分が大半と言っても良いでしょう。従って、要約や抜粋をしてもあまり興味は湧きそうにありません。そこで、紹介は「国富論」を不朽の名著としているものに絞るべきでしょう。
一つは、現代経済が取り扱う領域を事実上確定したこと。もう一つは、その後の自由主義経済の基礎であり、共産主義革命が標的とするパラダイムを明確にしたことでしょう。

おすすめポイント:
国富論は、生産の仕組み、労働・資本・土地・賃金・価格の関係、貨幣、経済政策、貿易・金融、財政などを幅広く論じます。ケインズ革命以降の経済理論が財政・金融政策に重心を移しているとはいえ、現在経済学の領域は「国富論」の枠組みとほぼ一致しているといって良いでしょう。
後継者達により数学的発展を遂げた現代経済学に比べて「国富論」の経済学は「随筆」のようです。教養人が経済の仕組みをわかりやすく解説している。そんな印象なのです。今なら、テレビで経済評論家などがコメントする程度の内容を、豊富な例示により書物にした印象です。従って、経済理論書としてではなく18世紀イギリスの時代背景をイメージしながら読んでいくと、案外楽しむことができるのです。例えば当時急増した商品製造のための工場。それまで、自家消費や近隣で必要される限りで生産されていた工業生産品が、分業化され大量生産されるようになった時代の変化。生産の三大要素(労働・土地・資本)の解説。価格の決定と利潤。
もう一つ解りにくい「現在進行中の出来事」を明快に理解できる。「国富論」は当時の人々にとって、そんな書物であったに違いありません。

そして「国富論」の最大の功罪であるのが、完全なる自由競争への信奉でしょう。
経済活動は絶対に自由であるべきである。これがアダム・スミスの提示したテーゼです。
国内での生産や投資行為のみならず、外交貿易でも、自由競争の優位性が繰り返し説かれます。
自由な競争により、生産は拡大し、価格は低下する。自由な競争により、失われるものはなく、資本は最大限有効に利用されるようになる。
「国富論」はそう説きます。それが事実であるか否かは、未だ結論が出ていないことはご承知のとおり。
共産主義国家こそ消滅しましたが、資本主義国家は「アダム・スミス」と「ケインズ」の間を揺れ動き続けています。
そしてマルクスの「資本論」が攻撃する資本主義経済の枠組みが、「国富論」によりアダム・スミスが提示したものであることは重要です。
20世紀に生まれたものにとって、資本家・土地所有者を「経済的な悪者」として排除し、労働者のみの国家を造ろうとする資本論的共産主義理論は理解しがたいところがあります。
しかし、改めて「国富論」が商品の価格を、商品価格が地主の地代、経営者の利益、労働者の賃金から成っていると解説していることを知ると、その理由が良くわかるのです。
すなわち、労働者が働いて商品は作られるのに、そこに地主と経営者が「利益」を上乗せするため、価格が高くなる、そう理解したのでしょう。もちろん、生産の要素である土地や資本がなければ、そもそも生産活動自体が不可能なわけですが、それを労働者自身が所有管理すれば良い、マルクスの言わんとすることは、そう言うことだと理解できます。
また後に労働組合に発展する、技能労働者の権利保護のための組合組織を、自由競争の障害として理解している点などは、アメリカ共和党の労働組合を敵視する理論的裏付けを今も与えています。

そのような意味で、いまも「国富論」は朽ち果てておらず、21世紀の極東の島国の国民にとっても、一度は読んでみて損はない書物だと思うのです。

国富論 国の豊かさの本質と原因についての研究 (下)

著者:アダム・スミス

国富論 国の豊かさの本質と原因についての研究 (下)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/11/08

BraveBook:アダム・スミス「国富論」

国富論 国の豊かさの本質と原因についての研究(上)

      

買ったきっかけ:
実は最近、書評が少なくなっていたのには理由があります。いわゆる「名著」と言われる書籍を読みたいと思い、いくつかを購入したのです。
中でも、ぜひ読んでみたかったのが、今回ご紹介する「国富論」。
自由主義経済・新自由主義経済政策理論の「原点」と言えるアダム・スミスによる18世紀(!)の一冊なのです。

感想:
大学生のころ「国富論」に挑戦したことがあります。古い翻訳の文庫本であったことや、西洋史に関する知識が乏しかったことなどから、あえなく挫折して、以後数十年手にすることはありませんでした。
書店で2冊組の単行本を見かけたのが数ヶ月前。全くの新約とのことで改めて挑戦です。

上下巻で約1000頁の大著に挑むこと数ヶ月。ようやく読了しました。はっきり言ってなかなかシンドイ読書なのでした。確かに現代日本語として十分に解りやすい翻訳なのですが、200年以上も前のイギリスで書かれたものだけに、時代背景・経済体制から人々の価値観に至るまで異なっていることが主な理由です。時代を超えて読み継がれる書物の多くが小説などフィクションであるのは、それが理由であることを改めて認識します。
経済学・政治学などの書籍は、如何に普遍的な理論書であろうとしても、その誕生した国や時代の制約を完全には排除できないものだからです。それを突き詰めるとき政治論も経済論も「ガリバー旅行記」や「リバイアサン」「ユートビア」などのようなフィクションの世界に到達せざるを得ないのでしょう。
「国富論」は18世紀末のイギリスの書籍であることを積極的に肯定しています。
むしろ、その時代に生きる「ブルジョア」「資本家」「有産階級」の教養書として書かれたものなのでしょう。
その結果「国富論」はベストセラーとなり、徐々に変化する歴史的な時間の流れのなかで、普遍的部分のみが生き残ってきたのだと思うのです。

おすすめポイント:
「国富論」は、現代で言う経済学の教科書とは大きく異なっています。確かに物の生産や労働・賃金・土地・価格、貿易、財政など、現代経済学の領域内のことを論じていますが、その目的は新たな経済理論の確立にはありません。
産業革命後、圧倒的な生産力で世界を席巻しつつあり、後にアメリカ合衆国となる北米植民地を有する大英帝国。その新興ブルジョア層の「教養書」として書かれたものに違いありません。
時代が急激に変化する時期、ある種の指南書が必要となります。
安定した時代には、今日は昨日の延長であり、明日は今日の延長に過ぎません。繰り返しこそが大事であり、革新や変化は時に破滅をもたらす避けるべき行為です。
一方で変革の時代にあっては、明日は不確実で不安に満ちています。信じるに足る確実な指標や客観的な理論が必要となるのです。
アダム・スミスの「国富論」は、そのようなイギリス有産階級共通の必要に見事に応える書物だったのでしょう。
18世紀末のイギリスに生きる人々にとっての、近現代外交史を簡潔に整理し、産業革命後の経済システムの変化を解説し、急激に拡大する諸外国との貿易の理論的根拠を提示する。すなわち「時代の変化・状況を簡潔に理解したい」との社会人共通のニーズを満たしてくれる一冊だったのです。
しかも、手元にある土地・資本などを、どう運用すべきかまでをも教えてくれる「投資指南書」でもありました。
200年を経て極東の島国で「国富論」を読むことは容易ではありません。西洋近代史の教科書やイギリス史・年表を手元に置いて読まなければ、アダム・スミスが例示し教訓とする出来事の大半が解らないからです。

それでも結論は「国富論は一読に値する」なのです。
その理由は次回簡単に解説したいと思います。

国富論 国の豊かさの本質と原因についての研究(上)

著者:アダム・スミス

国富論 国の豊かさの本質と原因についての研究(上)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/11/01

BraveBook:山田五郎「知識ゼロからの西洋絵画入門」

久しぶりの書籍紹介です。

著者の山田五郎氏は、キューピーのような髪型と丸眼鏡が印象的なテレビにも出演しているオタク系評論家です。

西洋絵画鑑賞の趣味が高じて書いたとのことですが、西洋歴史絵画など小中学校の美術の授業以来まともに鑑賞したことがないと言う、多くの日本人にとってとても役に立つ一冊に仕上がっています。

「山田五郎」という名前を意識してか、ページのところどころに似顔絵イラストなどが散りばめられている結果、一見すると安っぽくなってしまっていますが、書かれている内容は鑑賞すべきポイントの的確な指摘や画家の経歴などの蘊蓄(うんちく)など充実しているのです。

中世から現代まで、それぞれの時代を代表し画してきた有名な作品を丁寧に解説するスタイルですが、通読することで西洋絵画の流れが自然と理解できるように工夫されています。

この一冊を読んで改めて気付かされたのは、絵画における「主義」「派」などは結果として形成されるものだと言うことです。時代の流行として「ロマン主義」「印象主義」など一つの傾向があることは事実ですが、少なくとも時代をリードする画家にとって、大切なのは自らの画風そのものなのです。

他の多くの平凡な画家達は時代に迎合することで「売れる絵画」を生産しているのですが、後世に名を残す画家達は、自ら描きたいもの、描くべきものを描き続けることで、新たな「主義」や「派」の創設者となっていくわけです。

一方で、後世に名を残す名画を生み出す時代背景や流行などが存在していることも事実で、ある有名な絵画が単独に独立して突然出現するわけでないことも事実です。

そのような大きな流れと、絵画そのものの鑑賞方法を知ることができる、お薦めの一冊です。


| | コメント (0) | トラックバック (1)

« 2008年10月 | トップページ | 2008年12月 »