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2009/01/05

BraveDVD:荻野目洋子「SINGIN' DRIVE」

88年発売のクリップ集です。
時代はまだまだバブル!
ダンシング・ヒーローで一躍トップアイドルに躍り出た荻野目洋子ですが、今回はロサンジェルスで収録しています。
しかも、長期滞在で本格的なボイスレッスンとダンスレッスンを受けています。(よく調べていないので滞在期間などは不明ですが)
いくつかのPVの間を、ダンスレッスン風景やボイストレーニング風景が繋いでいきます。レッスン風景は真剣そのもの。
アイドルが、まだまだ歌番組やステージ上の「造られた虚像」であったこの時代にあって、ほとんど素のままのプライベート映像が満載のこのビデオは、ある意味衝撃的なものであったと言えるでしょう。
カメラ目線でもなく、笑顔でもないアイドル・荻野目洋子は新鮮です。
デビューして4年。
荻野目洋子は「女の子」から「女性」に変わりつつあります。

ちなみにレッスンを受けるダンスは、西洋バレエを基礎とする今や絶滅寸前の本格的なもの。ヒット映画「フラッシュダンス」やマイケル・ジャクソンの振り付けと同系統のダンスです。古くは「ウエストサイドストーリー」などに満載だった当時のダンスは、背筋がスッと伸びていてキビキビとした動作が実に美しいのです。
その後「育ちの悪い」黒人達の HIPHOP系ダンスが主流となってしまったため、ほとんど見かけることがなくなってしまったのが、本当に残念です。

更にこのビデオを見て印象的だったのは、バブルという恵まれた時代ゆえとも言えますが、プロダクションが大切な「商品」である所属タレントに多大な「投資」をして、商品価値を高め「延命策」をとっていることです。
ひと夏の全国コンサートを20カ所も行う(本人がこのビデオのインタビューで語っています)人気アイドルを、はるばるアメリカ西海岸へ送り出して長期滞在させ、プロ養成のレッスンを受けさせることなど、最近の状況では考えられません。
持って生まれた「才能」と「機転」のみを頼りに、稼げるうちに稼がせて「放電」してしまえば使い捨ての現在の芸能界の状況は末期的だと言えるでしょう。
ほんの一年前に引っぱりだこだったアイドルタレントが、もはやテレビで見かけることもないのが今の芸能界なのです。

希有な才能を発掘し、大切に育てあげる。
バブル時代まではそんな余裕がまだまだあったのに.....

70年代から80年代。
日本に文化的影響を与え続けた西海岸。
その最後の時期に制作されたこのビデオは貴重だと思うのです。


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