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2012/11/17

BraveBook:かわぐちかいじ「ジパング 29」


いよいよ日米両海軍本体による艦隊戦が開始。
史実では、日本帝国海軍が想定しながら、ついに実現することのなかった「艦隊決戦」
草加少佐の巧みなシナリオが、それを実現したのです。
しかも、一早いレーダーの実用化によって、圧倒的に不利な状況にある日本海軍に互角の戦いをさせるための仕掛けさえ周到に用意されています。
「みらい」資料室で将来の戦闘技術の変化までもを理解した草加少佐。
艦載機によりチャフ(電波妨害用の金属箔)を散布することで、米艦船のレーダーを無力化することで、双方が艦砲射撃可能なほど近接する状況を出現させてしまいます。
描きだされる戦闘場面はリアルそのもの。
仮想現実技術の進化とともに、安易に描かれることの多くなった戦闘場面の現実は、負傷者の血潮と破壊され混乱した戦闘空間そのものです。
空想の物語にあって、リアリティの追求を忘れることがない。かわぐち氏の描きだす物語は現実よりも生々しいのです。



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