カテゴリー「東京絵葉書」の記事

2007/11/09

東京写真蔵:大川端 1999/08/15

隅田川の河口、佃島を見渡すあたりを大川端と言います。
古く江戸時代、千石船が多数停泊する風景が浮世絵にも残ります。

明治維新後、石川島は造船所で殺風景な眺めでしたが、バブル時代の再開発で超高層マンションが林立する新しい風景が出現しました。

1999年、まだ建設中のビルもあって、高層ビルも少ない街並みです。
振り返れば永代橋。
こちらは今も変わりません。

富岡八幡の祭のこの日。
台風直後で川は増水して濁っています。

大川端 1999/08/15

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2007/11/02

東京写真蔵:浅草ほおずき市 1999/07/10

浅草寺境内では季節毎にいろいろな行事が行われます。
今回ご紹介は初夏の風物、ほおずき市。
本堂を取り囲むように無数の屋台に橙色のほおずきの鉢があふれます。
撮影は約10年前ですが、現在と雰囲気も変わりません。
街そのものが急激に変化し続ける東京で「変わらない」ことの大切さを実感します。
朝早くから夜遅くまで市は続きます。
夜、電灯に照らされたほおずきもまた違った魅力があります。

浅草ほおずき市 1999/07/10

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2007/10/26

東京写真蔵:渋谷センター街 2001/01/07

21世紀初の正月。
渋谷センター街の女の子達です。
まだまだ不景気だった2001年。新年早々からのセールが目立ちました。

厚底ブーツにミニスカート。原色のウェアに長いマフラー。そして定番のリュックサックにビニールバック。
ガングロギャルはすでにほとんど絶滅していました。

わずか6年。若者の流行の変化は早いのです。

渋谷センター街 2001/01/07

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2007/10/19

東京写真蔵:旧丸ビル 1996/12/25

丸ビル、正式名称丸の内ビルヂングは、長く東京駅のシンボルでした。
ある時突然に建替が発表され、あっと言うまに解体されてしまいました。
アメリカンスタイルの近代ビルでしたが、昭和初期の建設だけに玄関がアーチだったり、細やかな幾何学模様の装飾がなされていたりと、なかなかの名建築でした。
内部はさすがに老朽化がすすんでいましたが、外観だけでも保存してほしかったものです。

解体直前の1996年12月末、急いで撮影したのがこのアルバムです。
撮影は、かのQV-10。初めて購入したデジカメです。
解像度・色合いも今のデジカメとは較べものにならない、オモチャのようなカメラでしたが、パソコンに画像を取り込めるだけで、当時は衝撃的でした。

今や撮影できない画像なので、あえて公開しましたが解像度は、わずか480*360。
旧丸ビルのあわれな最後の記録です。

旧丸ビル 1996/12/25

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2007/10/12

東京写真蔵:同潤会・清砂住宅 1997/03/10

ここ10年ほどで失われた建築が数多くあります。
特に関東大震災の復興事業として建設された同潤会住宅はほとんど消滅してしまいました。

同潤会は、わが国初の公営集合住宅です。
都内に何カ所も建設されましたが、表参道ヒルズに建替えられた表参道同潤会住宅が有名でした。

今回ご紹介する清砂住宅は、深川に作られた大規模な団地。
何棟もある中層住宅でしたが、店舗付や独身用など集合建築の実験場のような個性的な建築群でした。
戦後、住宅営団が解散したことで同潤会住宅は個人所有となっていました。
ここ清砂住宅は管理組合が強力だったことが災いして、全棟が一斉に建替えられてしまいました。

貴重な戦前の住宅群が、ほとんど記録に残されることもなく消滅してしまったのは、いかにも残念です。
同潤会住宅は今や浅草地区にごく小規模なものが1カ所残るだけです。


同潤会・清砂住宅 1997/3/10


    この時期の写真の解像度は640*480です。

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2007/10/08

東京写真蔵:お台場 1999/05/23

オープニングは、お台場を選びました。
1999年5月。初夏の暑い日。

いまやショッピングモールや高層ビルが林立するお台場ですが、当時はビルも少なくて、不思議な海辺のリゾート感がありました。
白い砂の入れられた人工の浜には、水着のカップルが大勢!
お台場のシンボル、自由の女神も建設中です。

ウインドサーファーと暴走族のメッカだったころの「湾岸」の雰囲気が残っていた時代です。

お台場 1999/05/23

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2006/05/03

東京絵葉書:春木屋

19960105今も続くラーメンブームですが、その先駆けは荻窪でした。当時「荻窪ラーメン戦争」とマスコミで紹介され、大勢の人が行列をつくりました。その急先鋒が春木屋。
いつも歩道に行列ができていて、1時間近く待った覚えがあります。
荻窪ラーメンは魚のダシを使った独特の風味が特徴の東京風醤油ラーメン。
結構通いつめた思いでがあります。

撮影:1996
場所:杉並区上荻1丁目

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2006/05/02

東京絵葉書:都庁遠望

19960104中野区の神田川沿いは戦後の古めかしい住宅が密集する、ちょっと懐かしい雰囲気のエリアです。
96年当時、神田川の都市型洪水を解消するため大規模な改修工事が行われていましたが、完成した水路は、もはや川ではなく巨大な排水路そのものです。
殺伐とした水路と密集したアパートと古めかしい低層住宅。遠くに見える未来的な都庁とのコントラストが印象的でした。

撮影:1996
場所:中野区弥生町1丁目付近

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2006/05/01

東京絵葉書:北十間川

9903030093墨田区から江東区にかけては、江戸から昭和初期までに整備された水路が縦横に張り巡らされています。
江戸に資材を運び、明治から昭和初めには工場の原料や製品を運ぶのに使われた水路です。
使命を終えた現在、かなりの水路が埋め立てられ高速道路や親水公園、宅地などに変わっていますが、いくつかは今も現役です。
北十間川もその一つ。隅田川と中川・江戸川を東西に結びます。
漁船や屋形船が係留され、水の都・江戸の風情を僅かに今に伝えます。
左の高架は東武鉄道、この近辺は特に戦前の雰囲気が残っていました。

撮影:1999.3.30
場所:墨田区吾妻橋2丁目 源森橋上から

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2006/04/30

東京絵葉書:つつじの季節

Img_1163ゴールデン・ウィークです。
東京は晴れて初夏のような陽気でした。
桜の終ったこの季節は、つつじが見頃です。

東京でつつじと言えば、根津神社。
江戸時代からの名所で、大勢の見物客で混雑していました。今年は、寒さが長かったのですが、つつじはすでに満開で、例年より少し早いようです。
年によっては、色とりどりに一斉に開花するのですが、今年は赤やピンクの花が目立ちます。

幕府に厚く保護された根津神社は、社殿も立派で見応え十分。
ゴールデン・ウィーク中は、さまざまな歌舞楽曲の奉納もあって、江戸気分を満喫できます。
戦前からの雰囲気を色濃く残す根津や谷中、老舗も多くて手軽に充実した一日が満喫できます。

撮影:2006/4/30
場所:文京区根津神社境内

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東京絵葉書:アサヒビール本社ビル

990303003280年代、田中康夫言うところの「キラキラの80年代」。
東京には実に沢山の奇をてらった建築が出現しました。
その最たるものが、このアサヒビール。
ビールジョッキをイメージした金色の高層ビルと上層部の泡風の意匠。隣接する黒い立方体の上の、金色の雲のオブジェ。下町浅草のイメージなど関係なく出現した異空間です。20年を経た今も、街に溶け込むことなく、違和感があるままなのが、かえって凄さを感じさせます。
写真は対岸の浅草側からですが、下まで行くと見上げる大きさは巨大な一言。
しかも、近づくと全体が見えない不思議な建物配置で、だれに対して、何のメッセージを伝えたいのか。
当初は、金の高層ビルに絡み付くような雲を建築する予定だったものが、技術と法規制の制約で現在の設計になったとのことです。

撮影:1999.3.30
場所:墨田区吾妻橋1丁目

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2006/04/29

東京絵葉書:自由学園南沢キャンパス

1997008池袋に本部のある自由学園。ライト風の建築は重要文化財にも指定され大切に保存されていますが、メインキャンパスは東久留米市にあります。
建物はどれも大正末から昭和初期に建築され、本部と同じくライト風の建築です。
定期的に公開されているようですが、校舎内部は非公開では写真撮影禁止です。
どの建築も、のびやかで名前どおり自由な雰囲気の明るく落ち着いた建築。
ライトが直接手がけたものではありませんが、ライトの建築様式が良くわかる建築群です。
キャンパスの外からでも、いくつかの建物の一部が見えます。

撮影:1997
場所:東久留米市学園町

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2006/04/28

東京絵葉書:京王閣

1997009現在では競輪場の京王閣ですが、元々は京王電鉄の沿線開発の一環として、昭和初期に開発された綜合レジャーランドでした。
多摩川沿いの風光明媚な台地に遊園地、温泉、ボート池などが大規模に建設され家族づれの健康的な休日の娯楽の場でした。
今では、すべてが撤去され、昔からあった小さな神社が残るばかりで当時の姿を想像することすらできません。
わりと最近まで廃墟寸前になった、モダン建築の名建築とも言われていた大温泉浴場のあったビルが残っていましたが、97年当時は既に撤去されていました。

撮影:1997
場所:調布市多摩川4-30

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2006/04/27

東京絵葉書:佃島

19990807スカッと抜けた青空。
夏の隅田川下流は開放的で気持ちが良いのです。
佃大橋から佃島を見ると、元造船所を再開発してリバーシティ21の高層ビルが一望できます。80年代に始まった再開発も、21世紀を前にほぼ完了しています。
江戸の雰囲気を残す佃島の住宅と、超近代的なタワーマンションのコントラストは、80年代のバブル開発の象徴的風景として記憶されています。
今は、周辺に高層マンションも多くなり、一層佃島の一画のみが取り残された印象です。
その佃島も、よく観察すると道路がタイル張りになったり、長屋がなくなって公園になったりと、観光地化が進み、生活感がなくなりつつあります。

撮影:1999.8.9
場所:中央区佃、佃大橋上

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2006/04/26

東京絵葉書:交詢社ビル

19960103交詢社ビルは、銀座6丁目の裏通りに建っていた古色蒼然とした独特の様式のビルでした。複雑な曲面の出窓と装飾豊かな外壁、ドマー窓が見事でした。
昭和4年建築で、様式建築でもない独創的な様式の由来は不明です。
元々は倶楽部建築で、非公開の内部空間も見事なものだったと言います。最近は1階にビアホールなど店舗が入っていて付近の雑居ビルにとけ込むようでした。
既に解体され、ガラスの箱の今どきはやりのビルになってしまいました。
入口に申し訳程度に旧ビルの石の装飾が残っているのがむしろ哀れです。

撮影:1996
場所:中央区銀座6-8

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2006/04/25

東京絵葉書:銀座松屋

19980705日曜日、歩行者天国の銀座。
松屋はインターナショナルスタイルの大建築です。横長の連窓スタイルが印象的でしたが、その後大規模改修され、今流行のガラス張りの外観に変わっています。
常に流行の先端の様式に改修されるのが、日本のデパートなど商業建築の宿命なのでしょう。
イギリスの老舗デパートがビクトリア朝風のクラシックな外観を頑に守り、その歴史と伝統を誇りにしているのとは対象的です。
司馬遼太郎風に言えば「文化の違いと言うしかない。」のです。
ちなみに、左端の住友銀行は、今は日本初のアップルストアに変わっています。

撮影:1998.7.5
場所:中央区銀座3丁目

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2006/04/24

東京絵葉書:晴海通りの地下道

199807050銀座から東銀座へ晴海通りを歩くと、ちょうど真ん中あたりに古めかしい建築が残る不思議な雰囲気の一画があります。そして、怪しげな階段を下りれば歩行者専用の横断地下道。
飲み屋などがあって、戦後すぐ「昭和の雰囲気」が残っていました。
上野駅などにあった地下街と同じ猥雑でレトロな空間です。
その後、訪れることもありませんが、今はどうなっているのでしょう。

撮影:1998.7.5
場所:中央区銀座4丁目、7丁目、晴海通り下

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2006/04/23

東京絵葉書:築地本願寺

1997010地下鉄築地駅前に今も健在の築地本願寺。
巨匠伊東忠太の怪作とも傑作とも言われる汎アジア様式なる不思議な様式で建築された、押しも押されぬ築地のランドマークです。比較的古い建築が残って来た築地・東銀座地区ですが、最近になって建替えが目立つようになりました。
東洋風でも西洋風でもインド風でもない独特な建築で、ノートルダム寺院風の怪物の装飾などがあったりと伊東忠太独特の世界を満喫できるはずです。
内部にはご覧のとおりパイプオルガンが設置されていて、本願寺独特の仏のための賛美歌が演奏されていたこともあるといいます。
基本的には内部を見学することは可能ですので、建築好きならぜひ一度じっくり観察してみてください。
堂内での本格的な写真撮影には了解を得ることをお薦めします。

撮影:1997
場所:中央区築地3-15

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2006/04/22

東京絵葉書:聖路加病院

1997011築地の隅田川近くにある聖路加国際病院。
中央に高い塔と礼拝堂があって左右シンメトリーな風格のある建築でした。
中央部分のみ残して、病院部分は解体され現在は全く構成の異なる建築に再生され、看護学校として利用されています。
階段室や塔部分、礼拝堂などは保存復元がされたようですが内部を見学することはできません。
病院当時には自由に入れましたが、精巧な彫刻が施され、礼拝堂も古びていながらも開放的で魅力的な空間でした。礼拝堂のミサに参加できるように、病室の配置が工夫されていたと言います。

撮影:1997
場所:中央区明石町10

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2006/04/21

東京絵葉書:歌舞伎座

1997012東銀座にある歌舞伎座は、本願寺と並ぶ銀座のランドマークです。
最近のニュースで、この歌舞伎座の解体が決まったことを知りました。
コンクリート造ながら純和風の歴史ある建築が無雑作に壊されてしまうのは誠に残念です。
純民間の建築ゆえに規制は難しいのかもしれませんが、建物は地域の共有財産とも言うべきもので、所有者の自由に任せるのはどうかと思います。
昭和初期の名建築が次々に解体されている現在、抜本的な法体系の見直しが必要であると感じざるを得ません。
イギリスのように民間団体が歴史遺産を購入するような方式も、大いに検討されるべきであるように思われます。一度失われた建築は永久に元には戻らないのですから。

追伸:
丸の内に三菱一号館が復元されるそうです。昭和40年代まであった建物をレプリカで復元する滑稽さ。なぜ安普請のビルに建替えたのかを深く考えることもないのでしょう。わずか数十年後に後悔するなら解体などしなければ良いのです。日本人が賢くなる日はくるのでしょうか。

撮影:1997
場所:中央区銀座4-12

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2006/04/20

東京絵葉書:東急日本橋店

990218_221世紀を目前にして閉店した東急百貨店日本橋店です。
江戸時代以来の老舗「白木屋」を東急が買収したもので、浮世絵にも描かれていて名水と言われた井戸があることでも有名でした。
日本橋のすぐそば、三越と高島屋の中間にあって、昭和初期のインターナショナルスタイルの名建築といわれましたが、相次ぐ改装で建築当時の外装はほとんど失われていました。
暫く広大な空地になっていましたが、現在は日本橋コレドの高層ビルに変わっています。

撮影:1999.2.18
場所:中央区日本橋1丁目

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2006/03/25

東京絵葉書:桜の季節

Img_7673東京の桜が咲き始めました。
いつまでも寒かった今年の冬、梅がまだ咲いていても、季節は急ぎ足で春です。
暖かで風もなかった今日、新宿御苑に出かけてみました。
枝先がピンクに色づいている樹が多いなか、何本かは既に満開で、大勢の人がひと足早く桜の花と記念撮影。
少し早く満開になるしだれ桜、様々な花が咲いていて、苑内はすでに春なのでした。

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2006/02/12

東京絵葉書:お薦め本


東京の戦前 昔恋しい散歩地図

古今の東京の比較がテーマの一冊です。
この本をお薦めする理由は、着眼点の鋭さ。
実は、現代の東京には江戸や明治は、ほぼ全くと言って良いほど残っていません。

木と紙の文化だから? いえ、それもありますが、明治時代は煉瓦の時代。
その理由は、大正末の関東大震災と太平洋戦争の大空襲です。

江戸から残るものといえば、ほぼ神社仏閣に限られる東京。
川や道路でさえ、多くの場所で変化しているのが東京です。

現在の東京は、関東大震災後の復興事業によって造られたと言って良いでしょう。
地震と火災で全滅した下町を中心に、区画整理や大規模な都市計画事業が行われ、東京から江戸が消えたのが昭和初期なのです。

この本では、それら復興事業がほぼ完成した昭和6年と現代を左右に対象しています。
そこに、昭和初期の名所やテーマに沿った見所をポイントしていて、散歩コースが設定されています。
散歩レポートもあって、待ち歩き初心者にはとても便利。

各地図ごとに、散歩テーマが設定されていて、昭和初期の時代背景を語るコラムも味わいがあります。

東京絵葉書お薦めの一冊です。
続編も発売されています。




東京の戦前 昔恋しい散歩地図


東京の戦前 昔恋しい散歩地図


販売元:草思社

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東京の戦前 昔恋しい散歩地図〈2〉


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著者:アイランズ

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2006/02/08

東京絵葉書:食糧ビル

9903013096すでに解体されてしまった食糧ビルです。
道路に面する1階にはアーチ窓が連続して、中庭側にもアーチの回廊が設けられた昭和初期の味わいのあるビルでした。
米穀取引所として建築されたビルは、日本橋の問屋街にほど近い隅田川の対岸にありました。
中庭を囲む2階部分が回廊になっていて、米の取引が行われたビルです。
戦前まで米穀は自由取引されていて、日々の相場がここで決められていたのです。

バブル当時、そのお洒落な雰囲気が着目され、ギャラリーやカフェがオープンして注目をあびたこともありました。最近でも加藤あいのコマーシャルの舞台になっていたビルなのです。

下町にあって、どこか華麗で上品な佇まいが美しいビル。
昭和初期の建築遺産として保存されていくべきだっただけに、安易な解体が残念です。

撮影:1999.3.13
場所:江東区佐賀町1丁目

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東京絵葉書:お薦め本


江戸散歩・東京散歩―切り絵図・古地図で楽しむ、最新東京地図で歩く100の町と道

持ってて役立つお薦め東京本をご紹介します。
1冊目にご紹介するのは、「江戸散歩・東京散歩」(成美堂出版)です。

ここ暫くの江戸ブームで、随分と東京に残る江戸を楽しむ本が出版されました。
江戸から続く老舗を特集したものや、名所旧跡を紹介したもの、歴史小説の場所を紹介する地図など。
その中でも、今回紹介する「江戸散歩・東京散歩」は、ぜひ入手したい一冊です。

江戸と現代を対比した地図は沢山出版されていますが、この本は相当の力作です。
ほぼ江戸市中を網羅して、江戸切絵図を右側、現代地図を左側に配置してあって、江戸の名所旧跡などが現代地図に正確に記されています。
切絵図にも、鉄道路線と駅が書き加えられていて、相互の対応が一目瞭然。

しかも、江戸切絵図を実際の縮尺にほぼ正確にトレースし直したこだわりが凄い。
ご存知の方も多いと思いますが江戸切絵図は、相当ディフォルメされていて、実際の場所を現地で特定するのは、相当難しいのです。
この地図さえあれば、時代小説に出てくる横町や長屋の位置までが、ほぼ正確に特定できて、とっても便利。

さらに、江戸の風物・名物・名所案内から、細々した蘊蓄が読み切れないほど満載です。
これだけ、手間ひまかかったムックは、そうそうありません。

これで1400円+税は絶対に安い。
東京絵葉書、絶対のお薦め本です。





江戸散歩・東京散歩―切り絵図・古地図で楽しむ、最新東京地図で歩く100の町と道


江戸散歩・東京散歩―切り絵図・古地図で楽しむ、最新東京地図で歩く100の町と道


販売元:成美堂出版

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